2014年11月25日火曜日
今週の倫理900号
法人局発行の今週の倫理が、900号を迎えました。ハッと気がつかされることも多く毎号読ませていただいております。今回はキリ番のお祝いということで、一部抜粋して掲載します。
「今週の倫理900号」の抜粋
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倫理実践においても、「一つのことをやり続ける」というのは、成功への大切な要諦です。しかし、「実践」を続けていくうちに、いつの間にか「習慣」になり、成長や変化が乏しくなることがあります。
倫理実践は、続けることに加えて「どのような心持ちで取り組んでいるか」に注意を払うことも大切なのです。
仕事の都合で毎朝四時に起きている人がいます。〈今日も気持ちよく目が覚めて、一日分のいのちをいただけた。このいのちを世の為人の為にしっかり働かせるぞ〉と前向きに起きている人もいれば、〈もう朝が来てしまった。毎日四時起きで、なかなか疲れが取れない〉と心の中で嘆きながら目覚める人もいます。
行為としては、同じ早起きですが、どのような気持ちで起きているかによって、その行為が「実践」なのか「習慣」なのか違いが出てきます。当然、その日一日の過ごし方も違ってくるでしょう。
やり始めはつらい実践も、数カ月も実行すれば自然と身につくものです。ただし、何も考えずに実行できる「習慣」になってしまうと、その行為から心が離れ、もはや「実践」とは呼べなくなるのです。そして、怠け心が顔を出し、いつの間にか行為そのものをやめてしまうことにつながります。
〈今、自分はどんな気持ちで実践しているのだろう〉と常に自分に問い続け、心の伴った「実践」を続けてまいりましょう。